【腕時計の磁気帯チェック】確認方法と解消方法！

「時間の進み方が、早くなったり遅くなったりしている」

「電池は交換したばかりなのに、時間のズレが気になる」

こんな不調の原因は「磁気」かもしれません。

磁気を帯びてしまうと、正常な動きの邪魔をしてしまうので、電池を交換したばかりなど、動力が足りないわけではないのに、時間がズレる場合などは、磁気帯が発生していないかチェックしてみてください。

あまりひどいと、オーバーホールという全体修理をしなくては行けなくなってしまうので、おかしいと思ったらすぐに確認しましょう。

磁気帯び状態で起こる影響とは

冒頭でもお伝えしているとおり、時期の影響としては、

「時間が進む」「時間が遅れる」「時計が止まる」などがあります。

ナガサカ

時期が時計の動きを邪魔して、正確な時間がわからなくなってしまうってことだね。

また、磁気帯は、機械式の時計だけにトラブルが起きるのではなく、クォーツ時計でも強い磁気が近くにあると、影響を受けてしまいす。

普段あまり意識することはないかもしれませんが、腕時計はとても繊細な精密時計なので、「磁気」には注意を払う必要があります。

要注意！身近にある磁気帯の原因

では、「磁気」に注意を払う必要があるとはいえ、実際普段の生活でどんなものに注意しなければいけないのでしょうか？

ざっくりと下記の物に注意してください。

腕時計を外す場合などには、上記の物に特に注意してください。

特に、カバンのマグネットなどは、うっかり近づけてしまいがちです。

また、ポケットに携帯電話を入れており、腕時計を一時的に外して同じポケットに入れてしまうなど、やりがちです。

なお、対策としては上記の注意するべき物と密着させなければあまり心配はありません。密着とは、「5㎝以内にしない」と考えてもらえれば良いと思います。

自宅で簡単！磁気帯状態になっているかのチェック方法

それでは、いよいよ実際に磁気帯状態になってしまっているかの確認方法について案内します。

ナガサカ

確認に必要なものは「方位磁石」たった1つだけ！

腕時計のリューズ部分を方位磁石に近づけてみてください。

もし、近づけて方位磁石の針が動く場合には、磁気帯状態になってしまっている可能性があります。

ただ、これはあくまでも自宅で簡単にできる簡易的なチェック方法なので、方位磁石に変化がなくても磁気帯が発生している可能性はあります。時計の動きがおかしいなど、気になる場合には、時計修理点などに相談に行ってください。

どうすればいい？磁気帯の解消方法

磁気帯の解消は、基本的には時計修理専門店などで専用の機械を使用して行うのがおすすめです。

どうしても自宅で磁気帯の解消をしたい場合には、専用の機械を購入することで可能ではあります。

ナガサカ

安価なもので1,000円、国内メーカーのもので1万円くらいで購入できるそうだよ

機械の購入価格について、びっくりするほどの高額ではないかもしれませんので、人によっては自宅で解消もできるかと思います。

しかし、磁気は目に見えるものではないため、本当に磁気帯が解消され時計の不調が解消されたかどうかは、はっきりしないことがあります。

その点、時計修理専門店で磁気抜きをしてもらうと、「磁気帯が解消されているか」のチェックはもちろん、「時計の不調は解消されているか」のチェックもしてくれますので、安心です。

プロの手によって、確実に問題点を解消できるという点で、時計修理点での磁気帯解消がおすすめです。

磁気帯状態にさせないために

先ほど紹介した、強い磁気を持っている機器に近づけないのは当然ながら、微弱な磁気でも蓄積されて、いずれ不調に繋がってしまいます。普通に生活しているとどうしても磁気を完全に排除することはできないので、やっぱり時計の動きが不振ではないか、気を配っておくことが大切です。

磁気帯状態になっているか、早めに気付き、自宅で簡易チェックをし、おかしいと思ったらすぐに修理店へ修理を依頼しましょう。

まとめ

腕時計の時間の刻み方に違和感がある場合には、「磁気帯状態」になっているかどうか確認が大切です。

身近なものだと、「携帯電話」「バックのマグネット」「パソコン」「テレビ」「電子レンジ」に近づけないよう気を配る必要があります。

自宅で簡易チェックをし、磁気帯状態である場合には、早急に修理専門店にて修理を依頼。

少しの不調をそのまま放っておくと、磁気をとっても正常な働きがにならず、オーバーホールすることになってしまう可能性があるので、早め早めの気づきが重要です。

磁気帯状態を長く維持しないことが、大切な時計を長く使い続けるためのコツですね。