大事に使っている時計だと
壊れたかも…!!?
なんて心配になってしまうこともあると思います。
今回はそんな、時計が止まってしまう主な原因5つとその対処法についてまとめました。
時計が止まる5つの原因
1.針が外れて引っ掛かっている
まずは、外側からでも比較的に目視で見やすい、針を確認しましょう。
時計は繊細なパーツで出来ています。そのため、時計を高いところから落としてしまうなど、強い衝撃がかかってしまうと、針がハズレてしまう場合があるんです。
- 針が外れかけている
- 針が文字盤のパーツに引っ掛かっている
- 針どうしが重なって引っ掛かっている
そんな時は慌てず、まずは修理店で
【針の取り付け】を依頼しましょう!
2.時計内の歯車の不調
次に確認したいのが「歯車」です。
歯車は、電池式・機械式・ソーラー式などいずれの時計内にもあります。
時計の内部にはいくつもの小さな歯車が重なり合っています。
- もしその歯車のひとつが欠けていたら?
- もしそこにホコリの塊などが挟まっていたら?
上手く歯車が機能しないことは容易に想像できますよね。
歯車が上手く機能しない=時計が止まる・狂うなんです。
歯車が上手く機能しなくなる原因は様々ですが、時計の中を見て要因をクリアにしていくほか、ありません。
修理店にて、
【分解掃除】をし、異物を取り除いてもらうようにしましょう!
3.潤滑油が固まっている
歯車の不調にも近い症状ですが、潤滑油が固まってしまうことも、時計が正常に動かなくなる要因になります。
時計の潤滑油やオイルと呼ばれるものは、歯車に刺さっているホゾ穴にはいっています。本来は、その名前のとおり歯車をスムーズに機能させるためのものですが、歯車がかみ合う中で生じる、少しの金属片などと混ざり合い時間が経つことで、固まってしまいます。
修理店にて、
【分解掃除】【古いオイルの交換】をしてもらいましょう!
4.充電が不十分
これは、ソーラー式の時計にのみ当てはまる要因ですが、意外と盲点かと思います。
ここで知っておきたいのがソーラー式の充電方法です。
- 天気は晴れていて、太陽がでているか
- 8時間以上、十分に太陽光にあてたか
- 太陽光を文字盤にきちんとあてたか
上記3点をしっかり行うだけで充電力は大幅にアップします。
晴れている日に身に着けているだけでは、充電不足になってしまう場合がありますので、「あれ?」っと思ったら、まずは3つのポイントを押さえ十分な充電をしてみましょう。
それでも動かない場合には、修理店にて
【分解掃除】や【蓄電池の交換】をしてもらう必要があるかもしれないので、談してみましょう!
5.単純に電池が切れている
最後は王道「電池切れ」です。
電池式の時計が止まってしまった場合は、ただ単に電池が切れてしまっている場合が圧倒的に多いです。
電池式の時計に使われているボタン電池の寿命は2年程度だそう。知っていましたか?
「でも、買ったばかりなのに?」と思うこともありますよね。
あなたが手にしてからはまだ1週間しかたっていなくても、
「製造」→「仕入れ」→「販売」と、多くのプロセスを踏んでいます。
もしかしたら、あなたの手に届くまでに2年弱が経過していた可能性も…。
修理店にて【電池交換】をしてもらい様子を見て、必要に応じて
【分解掃除】や【パーツ交換】などをしてもらいましょう!
まとめ
以上が、突然起きる時計の故障の原因です。
時計が止まってしまった場合は、「電池切れか」と思うことが多いかと思いますが、安易に決めつけて自分で電池を交換するのではなく、不調を起こしている原因を見つけ、修理店にて適切な処理をしてもらうことで、あなたの時計の寿命はのびます。
時計を長く使い続けるには、日々のメンテナンスが欠かせませんが、
修理店などで定期的に専門的なメンテナンスも同じく、欠かすことができません!
必要な時に必要な修理を受けるためにも、主要な原因を知っておくのことは重要です。時計購入から2年が経ちそうだという方は、不調が出る前に、【分解洗浄】を依頼してみてはいかがでしょうか。